2007年11月7日水曜日

LEDライトと野菜栽培

 光学機器メーカー「シーシーエス」が運営する千葉県野田市の野菜工場では、野菜を効率よく育てるため、LEDライト照射が行われています。ここでは、野菜の成長を促す光波長660ナノメートルの赤色LEDライトと、形態形成を左右する光波長450ナノメートルの青色LEDライトを10対1の割合で配合し、1秒間に2500回LEDライトが点滅させ成長を速める工夫を行っています。

 LEDライトは、半導体化合物の素材を調整することによって、特定の色を効率よく発光することができ、レーザー光ほどではありませんが、比較的波長が特定されています。また、可視光域のLEDライトは、赤外線を含まないため、発光方向へほとんど熱を放射しないこともLEDライトの特徴です。

 必要な波長の光だけを出力し、高速で点滅させる用途にLEDライトは最も適しています。蛍光灯のように光が拡散せず、野菜の周辺だけを効率よく照らせるのもピンポイント照射のLEDライトならではの特徴で、LEDライトを使うことによって電気代も従来の4分の一に削減されました。

 このほかにも、人材派遣のパソナでも、東京都中央区で退職者を再雇用して、都心のビル内で、LEDライトを応用して野菜の改良栽培を実験しています。

LEDライトと家電


 小型で消費電力が少なく、特定波長のみを出すLEDライトの特徴を生かして、LEDライトは家電商品にも活躍の場を広げています。三菱電機の冷蔵庫はオレンジ色と紫外光を出すLEDライトを装備しており、冷蔵庫内で野菜のビタミンCとポリフェノールを増やす働きをしています。除菌・抗菌、消臭効果のある紫外線LEDライトを搭載した家電製品はエアコン、空気清浄機など多くの家電に利用されています。最近話題の光触媒を応用した空気清浄機にも紫外線LEDライトが採用されています。LEDライトは、照明の寿命が長いので、蛍光灯のように毎年交換する必要がなく、メンテナンス費用の削減も大きなメリットです。

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